- 2022年06月06日
- 植物
220606 やっと晴れた昼休みの木道に出てみたら
ここ数日天気が悪く、気温も10度を下回る日もあったサロベツですが、今日やっと太陽と青空を拝むことができました。
天気の回復を待ちかねていた私は、仕事の昼休みに木道へ繰り出してみました。
ここまではっきりとした利尻富士を見たのは久しぶりです。そしてなにより…
私ももちろん、皆様お待ちかねのエゾカンゾウが続々と咲き始めていました。
遅霜など、生育に影響を及ぼす現象が起きなければ、例年通りの開花状況になりそうです。
コバイケイソウの蕾がぽつぽつ見られるようになってきました。カリフラワーのようで可愛いです。
ハクサンチドリも所々に咲いています。
ハクサンチドリとホロムイイチゴ。可愛い組み合わせを見ることが出来ました。
カラフトイソツツジが美しい白い花を咲かせていました。
ギョウジャニンニクの蕾です。「ネギボウズ」という言葉がありますが、これは「ギョウジャボウズ」ですかね。
足元で密かに鶴が舞う…目立たないですが、特徴的な花の形が面白いマイヅルソウです。
飛び散る火花のようなカラマツソウ。パチパチしていそうです。
ホロムイイチゴの花の上に直翅類の幼虫が休んでいました。
セスジアカガネオサムシが木道を高速で横切っていきました。湿地性のオサムシで、銅のような金属光沢を持つ美しい昆虫です。
少し見ない間にも目まぐるしく変わる風景は、最北端の地である、ここサロベツの季節の移り変わりの速さを感じさせます。
では昼休みも終わってしまうので、仕事に戻ります。
小松