- 2025年04月12日
- お知らせ 植物
250412雪解け最中の木道から
今年のサロベツ湿原は雪解けが遅めで、地面にはまだ雪がたくさん残っています。

ハンノキの雄花です。木道の目立つ花の中で一番早く咲く花として、春が来たことを教えてくれます。

こちらはガンコウラン。この花も木道で咲く花ではトップクラスに早く咲きます。写真をよく見ると花芽のようなものが見えます。

山菜でおなじみの「ふきのとう」ことアキタブキです。湿原センター敷地内では生き物の採集が禁止されておりますので、採って帰らないようお願いいたします。

アキタブキの周りをうろついていたクジャクチョウです。この手の蝶が雪解けの時期に突然現れるのは、成虫の正体で越冬しているためです。

ミズバショウの花はまだ咲いていません。雪解けが遅いせいでしょうか。

ヒバリのさえずりも頻繁に耳に入るようになりました。春が深まり聞きなれてしまうとただのノイズと化してしまう音ですが、シーズン初めは聞こえるとうれしくなります。

他にもアメンボや毛虫などが活動を開始しており、着々と生物の気配が増えつつあります。おそらくセアカアメンボとヨシカレハの幼虫でしょうか。


今日は天気が良く珍しく利尻富士が木道からはっきりと見えていました。日の入りまで天気が持てば今日の夕焼けが綺麗に見られるかもしれません。


小松