- 2024年08月15日
- 野鳥 植物
2024/08/15 今日の木道
8月15日(木)、今日は木道巡視を行いました。
一昨日からの悪天候も終わり、晴れて少し暑いくらいの日でした。
今日もたくさんの動植物の姿が見られました。
ノビタキのオスがいました。
ここサロベツ湿原には夏鳥として飛来する鳥です。今ここにいるノビタキも時期が来れば南へと渡っていきます。このオスも頭の付近などが少し換羽(羽の生え変わり)しており、もうすぐわたって行ってしまうんだろうなと感じさせられます。
エゾオオマルハナバチがいました。
今までの木道巡視ではあまりハチに目を向けてこなかったのですが、今日ふと見てみると毛がふわふわした可愛らしいハチがいました。北海道では開けた環境に、標高に限らず生息しています。
ネジバナが咲いていました。
花がねじれて咲くちょっと変わったラン科の植物です。いま木道沿いでは二株咲いているのが見受けられます。本州では2ヶ月ほど前に咲いているのを見ましたが、北にあるサロベツでは今でも咲いています。
ドクゼリがありました。
ドクウツギ、トリカブトと並んで日本三大毒草の一つに数えられる植物です。食べると嘔吐や下痢、腹痛、めまいなどの症状が出るそうです。
ミミコウモリが咲いていました。
個人的にはとてもユニークな名前だなと感じるのですが、葉柄の一部が茎を抱く様子が耳のように見え、葉の形がコウモリのように見えることからこの名がついたそうです。
オオマルバノホロシが咲いていました。
とてもナスの花に似ているこの植物ですが、その通りでナス科に分類されています。ただ、その実は有毒で食べることはできません。
まだまだたくさんの花や鳥を見られるサロベツ湿原にぜひお越しください。
大学生サブレンジャー 神野