- 2023年07月08日
- 植物
夏深まる木道(7月7日)
エゾカンゾウが終わり、一気に寂しくなってしまったサロベツ湿原ですが、次の花々が準備を始めています。
ぽつりぽつりと咲き始めたモウセンゴケの花。
花の大きさは5mm程度しかありません。
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林内には紫色のオオマルバノホロシが咲き始めました。
ナス科らしい下向きで星形の花です。
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草陰で8月に向けて蕾を付けだしたカキラン。
黄色い開花した姿が待ち遠しい花です。
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最後に、今年初めて見つけたこちらの花(咲いています)。
オニノヤガラという花で、ランの仲間です。菌類と共生している腐生植物で条件が整うと花をつけるようです。
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来年も同じように咲くとは限らず、とても貴重な花ですので、ぜひ探してみてください。
日中の気温も上がり、サロベツにしては蒸し暑い日が続きますが、暑さ対策をしっかりして木道を歩いてみてください。
望月