エゾカンゾウがピークです!

  • 2022年06月25日
  • 植物

エゾカンゾウがピークです!

エゾカンゾウが綺麗に咲いています!7月頭頃までは見頃となりそうです。


白色でノッポのコバイケイソウが今年当たり年で、エゾカンゾウのオレンジ色と、カキツバタの紫色との共演で華やぐ湿原です。


お花に鼻を近づけると、ほんのり甘い香りがします。


展望デッキから見下ろすと、エゾカンゾウが咲いている中間湿原と、まだ蕾の場所もありますが、咲いていないところは高層湿原ということがわかりやすいです。

 

最近天気の悪い日が続くサロベツですが、湿原の植物にとっては雨や海霧(ジリ)は恵みをもたらしてくれます。

 

コバイケイソウはその名のとおりコバイ(小梅)のような花が咲きます。

 

高層湿原に咲くツルコケモモも見頃です。花は1cm程ととても小さいのでお見逃しなく!

 

低層湿原に咲くカキツバタがツルコケモモの隣に咲いています。

 

「このヒョウタンみたいな形の花は何ですか?」とよくご質問のあるこの植物は、タテヤマリンドウの花の咲き終わった後です。

 

エゾカンゾウは一日花。朝咲いてその日のうちに閉じるため、同じ風景は二日と見られません。雨露をまとい、よりビビッドなトーンで彩られる湿原です。

 

早野

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