- 2022年05月13日
- 植物
雨上がりの空気と小さな花が咲き始めた木道 220513
サロベツでは本日早朝に雨が降り、すっきりとしない天気でしたが、水が滴る美しい植物たちの姿が観察できました。サロベツ湿原センター木道わきの最新開花情報です。
ショウジョウバカマの花が確認されました。ここから茎が段々と伸びていきます。花火のような花が段々と上に上がっていく様子は打ち上げ花火のようですね。
エゾニワトコの蕾が膨らんできました。ブロッコリーのようで可愛いです。
タテヤマリンドウが曇天に差し込んだ少しの光を見逃さず、花を開いていました。
日光が当たると花を広げる面白い習性を持っています。
ヤチツツジの花が鈴なりに咲いています。
オオバナノエンレイソウが白い花に水滴をつけて咲いていました。
ミズバショウの花のシーズンが終わりつつあります。右のナガボノシロワレモコウにバトンタッチ。
エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)が鮮やかな黄色い花を咲かせています。
中には散っていくものも。これはこれで風情があってよいですね。
ミツガシワの蕾が水面から伸びてきました。
サギスゲが三本の花を出していました。綿毛が生えると、サギが羽を広げた姿に見えます。
遠目で見るとまだまだ地味な風景ですが、小さな花が続々と咲き、賑やかになってきたサロベツ湿原です。
お越しになる際は、小さな春を見逃さないように地面に目を凝らして観察してみてください。
小松