冬季サブレンジャー日誌

  • 2022年03月13日
  • 野鳥

冬季サブレンジャー日誌

こんにちは!酪農学園大学2年のYです。サブレンジャーとして勤務して3日目の本日は、稚咲内砂丘林の巡視を行いました。1日目とは打って変わって天気は快晴、風も少なく様々な生物を観察することが出来ました! 林内のいたるところから聞こえる美しい鳥のさえずりを頼りに、双眼鏡とカメラを構えて林内を3時間近く歩き回りました。枝と枝の間から顔を覗かせる鳥を双眼鏡で捉えることが出来た瞬間は心が躍ります!また足元や樹皮に目を向ければエゾユキウサギの足跡やキツツキが作った穴などがいくつも見られ、直接姿が見えなくてもその痕跡から確かにそこに生きているということを実感しました。
砂丘林上空を飛んでいたオオワシ 大きな翼と堂々とした佇まいで、遠くから観察していても貫禄があります。
同じく上空を飛んでいたオジロワシ 日誌のvol.5で「期間中に一度はオジロワシを見ることが出来れば…」とお話していましたが早速願いが叶いました!
マツの枝にとまるヒガラ すばしっこいためすぐに見失ってしまうのですがすぐ近くまで来てくれました!
雪原を横断するエゾシカの群れ 右端の2頭はまだ体が小さいように見えます。警戒心が強くすぐに逃げてしまいましたが、一列に走り去る姿は迫力がありました。
左上)エゾユキウサギの足跡 右上)エゾリスのものと思われる足跡 左下)エゾシカの足跡 右下)エゾシカの体毛 足跡だけでもそれぞれに特徴があり、足の形状や歩き方で種類を判断します。 見るものすべてが新鮮で興味深く、夢中になっているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいました。とても貴重な経験をさせていただけたことに感謝しています。 早くもサブレンジャーとして活動できるのはあと2日、折り返しとなりますが一つでも多くのものを得て帰れるよう引き続き精一杯取り組んでいきます!

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