【報告】パークボランティアさん主催の外来植物除去活動が行われました。

  • 2020年08月31日
  • イベント報告

【報告】パークボランティアさん主催の外来植物除去活動が行われました。

8月22日、豊富町の旧ビジターセンター周辺と稚咲内砂丘林の姫沼付近で
利尻礼文サロベツ国立公園パークボランティア会さん主催の
「外来植物除去活動」が行われ、総勢9名で作業を行いました。

今回の対象は旧ビジターセンター跡地や姫沼付近に生育するハマナス・・・
「えっ?ハマナスって在来種じゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかと
思います。
確かにハマナス自体は在来種です。

しかし、本来は海岸沿いにある種にも関わらず、湿原にも生育しているという事は、
人為的に持ち込まれた可能性が高く、今回抜き取り作業を行う事となりました。
現地では、活動の概要を聞いた後、早速厚手の皮手袋とスコップを手に抜き取り作業を行います。

ハマナスは鋭い棘がある上に、地下茎でも伸びていくので、なかなか抜き取り作業は大変です。
あちこちから「イタタッ・・」という声もある中、大株は数名で協力して何とか引き抜いていました。

旧ビジターセンター跡地での抜き取りをひとしきり終えると
今度は姫沼のほとりへと移動しました。
ここでは、ハマナスのほかなんとアメリカオニアザミも確認されましたので、
併せて抜き取りを行いました


一方のハマナスはというと、旧ビジターセンターよりも株が大きい上に、
斜面に生育していたこともあり、
皆さん悪戦苦闘していましたが、結果的には両地域で63本のハマナスを除去でき、
皆さん達成感に満足そうでした。

今回根茎ごと抜きとることもできた株もあるので、来年には成果が上がっていることに期待したいものです。
ご参加いただいて皆さま、本当にお疲れさまでした。

(p.s)
ちなみに、ハマナスの実は早速赤くなってきていました。
秋の訪れを感じると共に、秋が深まると美味しくなりそうだな~と思いました。

川﨑

過去の記事