冠水草地に取り残された者たち・エゾトミヨほか

  • 2020年08月21日
  • 動物

冠水草地に取り残された者たち・エゾトミヨほか

8月7,8日の大雨の影響で、豊富町では複数の河川が増水し一部冠水してしまった
牧草地もありました。
8月14日にもいまだ冠水した牧草地が残っていたので、
ひょっとしたら川から流れついた者がいるのではないかと思い、
K氏と一緒に草地をガサガサしてみました。

こちらはエゾトミヨです。
サロベツ地区の河川などでは比較的お馴染みですが、北海道のみに生息する種です。

こちらはエゾトミヨとそっくりですが、背のとげが8本程度とエゾトミヨと比べて少なく、
よりスマートに見えるので、トミヨの淡水型と思われます。

エゾホトケの稚魚もいました。

捕まったのは魚だけではありません。
ゲンゴロウの仲間のキべリクロヒゲゲンゴロウと思われる個体いました。

水路にはスジエビもいました。

こちらはヨコエビの仲間です。
やはり、多くの生き物たちが流れ着いていました。
この多くは水が引くと共に、川に戻ったとは思いますが、
中にはこのまま取り残され、他の動物たちの食物になってしまった者もいる事でしょう。
川﨑

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