- 2020年03月29日
- 景観
サロベツ湿原の様子~ハンノキが咲きました~(2000329)
3月29日のサロベツ湿原の様子をご紹介します。
すっきりした青空に恵まれ、ポカポカ陽気・・と思いきや
サロベツらしい風の強い一日に・・。
ウインドブレーカーなど風を遮る上着がないと肌寒い一日になりました。
そんな、日よりの中サロベツの開花リレーのトップを飾るハンノキが早速開花しました!
昨年が4/10に開花を確認していますので、なんと昨年比で12日も早い開花です。
ちなみに雪の多かった一昨年の開花日は4/24でした。
地味な花ので、「これが花??」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これでも立派な花です。
デッキ2や林に入る手前にあるハンノキの花穂をよ~く目を凝らしてみると
小さく開花しているのが分かりますよ。
まだ咲いていませんが、花穂がのさらに伸び、赤味も増しているのでこちらも近日中に開花するでしょう。
ショウジョウバカマは雪がすっかり消えたことで、全体が見えるようになりました。
今年は綺麗に咲いてくれることを期待します。
木道そばのヤチヤナギやヤチツツジも心なしか蕾がさらに膨らんでいます。
枯草色の湿原ではまだまだマンネンスギが目立っています。
「スギ」と名がついていますが、実はシダ植物。 他の植物の草丈が低い今時期が最も見やすいですよ。
林の中の水辺ではミズバショウが自分の出番を待っているようでした。
先が黒くなって少し心配ではありますが、
今年も見事に咲き誇ってくれることを願ってやみません。
外周と違い、内周木道の一部ではいまだ残雪が残っています。 雪を踏み抜くと。
足が水浸しになってしまいますので、内周をご利用の際は長靴をお勧めいたします。
足早にやって来たサロベツの春。
まだまだ風が冷たい季節なので、お出かけの際は十分な防寒対策をしてお越し下さい。
川﨑