- 2019年09月26日
- 野鳥 景観
芦川・川西・川南風力発電評価書縦覧
ユーラスエナジーなどが出資する合同会社道北風力が2019年9月25日に豊富町の芦川・川南、稚内市の川西の環境影響評価の評価書の電子縦覧を開始しました。
中でも芦川は天北の風車より大きい4300kwの風車が31基建つ予定です。
丘陵よりも高い天北の風車(稚内市)
豊富町芦川(国道40号の東側)のサロベツ川周辺はガン・ハクチョウ類の渡り経路になっており、特に春は多くのコハクチョウやオオハクチョウが、冠水した牧草地を渡りの中継地として利用します。
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このため、風車による影響が懸念されます(風車はイメージです。実際とは異なります)。
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環境影響評価の際に、風車による影響として問題とされるのは主に鳥類などの衝突ですが、実際に最も問題となり得るのは景観です。
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しかし、景観は十分な判断基準がなく、鉄塔として扱われ、何本横に並んでいたとしても1本分の高さでしか評価されません。
芦川の風車が建つと、サロベツの旧ビジターセンターのあたりから、東側の丘陵を望むと林立する風車が見えることになります(風車はイメージです。実際とは異なります)。
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長谷部