サロベツの大地とあなたを結ぶ

天塩町のチュウヒの繁殖地近くで牧草地の排水路工事が行われていました。

ここはチュウヒが毎年繁殖する天塩川沿いの湖沼です。
2017年の繁殖の様子

チュウヒは2017年に種の保存法に指定された希少種です。

今年も日本野鳥の会の調査で繁殖状況を調べていました。5月18日は下の写真の中央あたりのササの中に巣があるらしく、雌雄で飛び、中に入っていくのを確認していました。

ところが、6月14日に同じ場所に再度調査に行ってみると巣のすぐ近くで排水路工事が行われていました。

事業者の話によると、6月の2日間の調査の結果チュウヒが出なかったので、工事を行ったとの話でした。工事個所は巣があると思われるところから100mほどしか離れておらず、この距離で工事をすると繁殖の継続は難しいと思います。毎年チュウヒが繁殖している場所なので、酪農との共存のため、工事は繁殖に影響のない秋に行うなど配慮してほしいものです。

サロベツにはこのような牧草地に隣接した場所に繁殖地がたくさんあります。
種の保存法に指定されたチュウヒの繁殖地の保全のためには、新たな対応が必要だと思います。

長谷部

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