サロベツの大地とあなたを結ぶ

5月8日に豊富町長と豊富町議会議長に豊富町大規模草地の送電線計画に関する要望・意見書を豊富温泉の宿3件と連名でを提出しました。

大規模草地を真ん中を突っ切る送電線の計画です。その西側には風車の建設計画もあります。
風車と送電線計画2

要望・意見書

豊富温泉の北側に広がる大規模草地は独特の丸みを帯びた丘が連なる周氷河地形上に造成された牧草地です。大規模草地の周りには巨大な人工物がない周氷河地形上の牧草地が広がっています。ここは牧草地として利用されているだけでなく、豊富町の観光の拠点としても利用されてきました。豊富の市街地からはサイクリングロードが牧草地までつながっており、独特の景観を保全するために、送電線などの人工物はほとんどありません。
この独特の景観を求めて、全国から多くの人が訪れています。豊富町には国立公園であるサロベツ湿原が広がり、毎年多くの人が訪れていますが、想像していたような北海道の牧草地の風景であるとして、大規模草地が最も印象に残った人も多くいます。実際に2016年に開催された韓国人のモニターツアーで道北地方を周遊した結果、最も印象に残った場所が大規模草地だったと聞いています。毎年、多くのライダーや自転車乗りが、大規模草地を訪れます。稚内市の宗谷丘陵にも北海道遺産に指定された周氷河地形はありますが、すでに多くの風車が建設されているため、巨大な人工物がない景観ではなくなっています。このため、大規模草地は最近では大河ドラマのロケ地としても利用されました。撮影に訪れた映画製作会社の人は「日本にもこのような景観があったことは知らなかった。海外に行かなくて済んだ」と話していました。その美しい景観を利用して、自転車レースのイベントでも利用されてきました。大規模草地は日中だけでなく、星空の観察地としてとして現在も利用されています。また、豊富温泉に近いので、宿泊客の観光の目玉となっています。
以上のように多く人によって比類ない素晴らしい景観が評価され、利用されてきた大規模草地の真ん中に送電線が建設されることは、大規模草地の景観としての価値や、観光地としての魅力が著しく損なわれることから、豊富町にとって大きな損失になることが懸念されます。
以上から、私たちは送電線の建設地として大規模草地を避けることを要望・意見いたします。