サロベツの大地とあなたを結ぶ

平成27年6月29日にエコ・パワー(株)の「稚内市・豊富町における風力発電事業計画段階環境配慮書」の縦覧並びに意見書の受付が終了したこと、平成27年6月30日に(株)道北エナジーの「(仮称)樺岡風力発電事業計画に係る環境影響評価方法書」の縦覧が開始されたことを受けて、風力発電への対応サイトを更新しました。

「サロベツ周辺地域における風力発電計画への対応」へ

結果、平成27年7月1日現在、サロベツ周辺地域の風力発電事業計画で環境影響評価図書の縦覧・意見書の受付を行っているのは以下の2事業となります。

・「(仮称)樺岡風力発電事業に係る環境影響評価方法書」(事業者:(株)道北エナジー)(平成27年7月29日まで)事業者の環境影響評価図書サイト
・「(仮称)宗谷丘陵風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(事業者:(株)道北エナジー)(平成27年7月21日まで)事業者の環境影響評価図書サイト

「(仮称)樺岡風力発電事業」は計画段階環境配慮書を飛ばして、いきなり環境影響評価方法書が公開されました。計画段階環境配慮書は作成の義務がないとはいえ、環境影響評価の手続きを飛ばすことは、事業者が地域住民等の意見を聞くつもりがないことの表れです。
また、この事業の実施計画区域は、事業者と同グループ会社である(株)天北エナジーによりすでに環境影響評価準備書の公開まで終了し、現在最終段階の環境影響評価書を作成中かつすでに事業実施の準備を進めいてる「(仮称)天北風力発電所」の事業地と重複しているほか、同社やエコ・パワー(株)が計画している他の風力発電事業計画とも非常に近接しています。
(※(株)道北エナジー、(株)天北エナジーとも(株)ユーラスエナジーホールディングスと(有)稚内グリーンファクトリーの合弁による事業目的会社です。)

「(仮称)宗谷丘陵風力発電事業」の事業実施予定区域も事業者と同グループである(株)ユーラスエナジー宗谷によりすでに事業が実施されている「宗谷岬ウィンドファーム」と重複し、またエコ・パワー(株)の「稚内市・豊富町における風力発電事業」の区域Aとも重複、さらに同社やエコ・パワー(株)が計画している他の事業とも非常に近接しています。
(※(株)ユーラスエナジー宗谷もまた(株)ユーラスエナジーホールディングス傘下の事業目的会社です。)

当法人は(株)道北エナジーに対して、先般の「(仮称)芦川・豊富山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」などに対する意見書の中で、情報公開方法の改善を具体的な方法を挙げて再三再四申し入れています。これに対し、当法人と事業者との間で行われた情報交換の場において、事業者は「いただいた意見を基に今後の環境影響評価図書の縦覧において改善する」と返答したにもかかわらず、一切改善が見られません。

今回更新した位置図をご覧いただくと、サロベツ周辺地域で国立公園外の場所として風力発電事業の空白地帯となっているのは、豊富町北部の豊徳台地~阿沙流台地や落合~庄内の平野部を残すのみですが、現在豊徳台地や阿沙流台地にも風況調査ポールが立てられていることから、近いうちにこれらを事業実施予定区域とした計画も出てくるものと考えられます。

windpower-map

(サロベツ周辺地域における風車計画位置(日本野鳥の会道北支部作成・2015年6月末当法人加筆修正))

「(仮称)樺岡風力発電事業に係る環境影響評価方法書」について、事業者は下記の通り住民説明会を開催するとのことですので、是非ご参加いただき事業者にご質問やご意見を投げかけてください。

第1回:
平成27年7月16日(木)13:00~14:00
沼川みのり公園研修室

第2回:
平成27年7月16日(木)19:00~20:00
稚内総合文化センター

また、 「(仮称)樺岡風力発電事業に係る環境影響評価方法書」「(仮称)宗谷丘陵風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」とも縦覧いただき、意見書を事業者にご提出ください。