2024/08/26 湿原の生き物たち

  • 2024年08月26日
  • 野鳥 植物

2024/08/26 湿原の生き物たち

8月25日(日) 今日は木道巡視を行いました。 今日は早朝に雨が降っていたため少しジメっとしています。今日もまた、たくさんの動植物を見ることができました。

まずは、ミズゴケです。

高層湿原が広くみられるサロベツ湿原などでは重要な役割を持つ植物です。今日のような雨や霧などの水気をたくさん含みます。植物の遺骸が積み重なった結果水面より高い位置に植物が生えるという高層湿原に、水分を供給するという特性を持っています。木道沿いで見られる植物には目が行きがちですが、その下にあるミズゴケにも目を向けてみてください。

ノビタキがいました。

ここ最近見かけるのが幼鳥ばかりだったのですが、今日はまだ夏羽の残るオスのノビタキがいました。雨上がりだったためか、今日は鳥を見かけることが多かったです。

コサメビタキがいました。

コサメビタキは森林性の鳥類なので、あまりこのような湿原に出てくることはないのですが今日はなぜか木道沿いで見ることができました。

オオルリボシヤンマがいました。


第二デッキのところにある池の上を飛び回っていました。比較的寒冷な土地を好むトンボで、サロベツ湿原のような高層湿原や池沼、高山の池塘などにも生息しているそうです。

カラスアゲハもいました。


黒色の翅に青い光沢をもったとてもきれいな蝶です。写真のように、サワギキョウに集中的に飛んできて蜜を吸っているようでした。似ているカラスアゲハもいるのでそれも探してみてもいいかもしれませんね。

今日はこの他にもシマヘビやカワラヒワなどの姿も見られました。
植物だけでなく様々な動物もいるサロベツ湿原にぜひお越しください。

大学生サブレンジャー 神野

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