- 2022年06月16日
- 野鳥
湿原を疾走するエゾシカ
サロベツ湿原の中にエゾシカがいました(6月2日)。よく見ると角があります。オスです。
エゾシカは湿原の中を疾走していました。サバンナを疾走する大型哺乳類のようで優雅な風景に見えますが実は困りものです。サロベツの高層湿原や中間湿原は栄養分の少ない脆弱な環境ですので、エゾシカによる踏み荒らしやエゾカンゾウを始めとした湿原植物を損傷させています。昔は数が少なかったようですが、全道的な個体数の増加に伴い、サロベツ湿原でも年々数が増えているようでサロベツの景観に影響を及ぼすのではないかと心配しています。
長谷部