春雨降る木道のようす

  • 2021年04月18日
  • 植物

春雨降る木道のようす

しとしとと春雨の降る中、木道へ。林内ではミズバショウが咲いていました!

雪どけ水に、まばゆい純白と鮮やかな緑の風景を待ちわびていました。

「エゾノリュウキンカ(別名:ヤチブキ)」の蕾も見られましたよ。

奥にはギザギザのアザミの葉。7月に咲きます。

「アキタブキ」は日に日に大きくなって、まわりにはすでに葉が出ていました。

「ギョウジャニンニク」の葉も出てきました。※国立公園内は採取禁止です。

「ヤチツツジ」の葉は、まだ茶色くパッタリと閉じたまま。
(開花:例年4月末頃~5月中旬頃)※開花は気象状況により前後する場合があります。

絶滅危惧IB類(EN)ですが、こちらの木道わきでは湿原の奥の方までたくさん見られます。

「ツルコケモモ」の葉もまだ赤紫色。湿原の植物は、雨が降ると嬉しそうです。
(開花:例年6月中旬~下旬頃)

「ヤチヤナギ」の雄花が開花しました。気の早い男子を横目に、雌花はのんびりとしてるのか、まだまだ咲くようすもありません。

「エゾカンゾウ」の芽が密集しているところがありました。
(開花:例年6月上旬頃咲き始め、6中旬~下旬頃見頃)

「ワタスゲ」も密集しています。

青々としたコケもでてきました。

第2デッキの泥炭採掘跡池も雪がとけました。木道上の残っていた雪も全てとけ、全面通行可能となりました。

大きな湿原に、小さな芽吹き。ひと雨ごとに春が広がるサロベツです。

(早野)

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