サロベツ湿原のようす200316

  • 2020年03月18日
  • 景観

サロベツ湿原のようす200316

センターの建物周辺にはまだ雪が残っていますが、
駐車場からはすっかり雪が消えて、雪山も小さくなりました。
積雪はとうとう10センチを切りました。
この冬の間に木道の一部が新しくなりましたが、
看板類も一部新しくなりました。左側は散策時の注意事項の看板です。
デッキの案内看板も新しくなりました。スマホで読み込むと多言語に対応します。
木道はというと、雪はもうすっかり消えて歩きやすくなりました。
雪がとけた下からは、ミズゴケが顔を出しました。
白い雪の中で、ツリーのようなマンネンスギが目立ちます。
ヤチヤナギの蕾も先週より大きくなってきています。
木の幹には地衣類がはり付いていて、モコモコで可愛らしかったです。
雪がとけて湿原の上に模様ができます。これは何の形に見えますか?「鉄アレイ」?
カラフトイソツツジはオレンジ色の毛が生えていて温かそうに見えます。
木道後半はまだ雪が残り、氷が浮いたような状態なので、踏み割ると非常に滑ります。
雪の表面は固いのでスニーカーでも大丈夫そうですが、雪の踏み抜きには十分に注意して下さい。
展望デッキの下には下りないようにしてください。氷が割れて誰かが落ちた跡がありました。
展望デッキにから湿原を見渡すと木道の縁がすっかり見えてきました。
こちらの緑色の葉はミツバオウレン。
ツルコケモモは、なんとなく蕾がピンク色に見えます。
木道の内周はまだ雪が多く、普通の靴では歩けませんので、長靴があると良さそうです。
今は歩きにくい内周よりも、できれば外周の散策をお勧めします。
見上げるとえんじ色のハンノキの蕾が目に入りました。まるで花が咲いたように綺麗でした。
湿原のあちらこちらで、日々、春の訪れを肌で感じられるようになってきました。
まだまだ風が冷たい季節なので、お出かけの際は十分な防寒対策をしてお越し下さい。

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