- 2020年03月15日
- 景観
今日の木道の様子(200315)
久しぶりの青天に恵まれた、本日3月15日の木道周辺の状況についてお知らせいたします。
木道入り口には新しくなった案内表示板が設置されました。
先日の雨と暖気により、一気に木道の雪も解け、外周木道のデッキ3辺りまでは普通の靴でも 歩けるようになりました。
木道脇のタラの木をかじった跡がありました。恐らくユキウサギが冬の間食べたものでしょう。
湿原もまるで4月上旬かと思わせるほど雪解けが進んでいます。
厳しい冬を耐え抜いた、ガンコウランやマンネンスギがあちこちで顔をのぞかせていました。
新しくなったデッキ1周辺です。色あせていた案内表示案が更新され、見やすくなりました。
今日は遠く利尻山もバッッチリ見えています。
澄み渡る青空に白い山肌が映えますね。
木道そばのイソツツジも心なしか蕾が膨らみ、待ち焦がれた春を喜んでいるようです。。
木道を歩いていると、どこからか「ピリーッ、」という鳥の声が聞こえてきました。
辺りを見渡すと、なんと、キレンジャクを5羽ほど見ることができました。
今シーズンはあちこちで目撃されており、、センター周辺でも観察されていました
第4デッキ周辺からは、まだ木道が雪の下に埋もれていますので、長靴での散策がお勧めです。
ハンノキも蕾の穂が長くなってきました。今年の開花は昨年以上に早いかもしれません。
デッキ周辺では昨年の夏湿原を彩った植物たちの枯れた姿ががそのまま残っていました。
こちらはコバイケイソウです。
タチギボウシもありました。今シーズンは雪が少なかったこともあり、
いつもとは違う風景を見ることができています
ノハナショウブはなんと、まだ種が残っているものもありました。
展望デッキから湿原を一望するとこんな感じです。木道の姿がより見えてきました。
内周木道も雪解けは進みましたが、まだまだ雪が多く、木道の位置が分かりづらくなっています。
いつにも増して、春への階段をトントン拍子で進むサロベツ。
最新の自然情報などはお気軽にサロベツ湿原センターまでお問い合わせください。
川﨑