- 2014年07月13日
- イベント報告
【報告】 平成26年度サロベツ自然語講座第1~3回 終了しました
ご報告が滞っておりましたが、平成26年度のサロベツ自然語講座について、第1回を5月6日、第2回を6月1日、第3回を7月13日に開講しました。
今年度のサロベツ自然語講座は「今年は、湿原の花を究める!」をテーマに湿原に咲く花について、その魅力や生態、他の生き物とのつながりなどを掘り下げていく内容となっています。
16名の方に年間受講登録いただき、さらに秋までの単回受講予約されている方2名に各回を単回受講される方をプラスして、毎回15名前後のみなさんに受講いただいています。
毎回、屋内講義とフィールドワークをともに実施し、実体験を伴った学びの場としてご好評いただいています。また、これまでのところ、毎回利尻富士がその雄姿を見せてくれる好天に恵まれています。
5月6日の第1回は「サロベツ湿原の基礎知識」と題して、まずは植物に限らずサロベツ周辺地域の自然史や生き物の概要をお話ししました。
フィールドワークでは、今年度の目玉であるグループごとの定点観察ポイントを決めながら、湿原各段階を代表する植物を観察しました。
今年度の開講を祝して、まだ北へ帰っていなかったマガンたちの群れが受講者のみなさんを上空から出迎えてくれました。
6月1日の第2回は「湿原に咲く花たち」として、北海道やサロベツ周辺という地域・湿原という環境に生育する植物の特徴をお話しし、第1回で配布した「サロベツ湿原センター木道沿いの花100選」の見方を説明しました。
フィールドワークの定点観察では前回からたったの1ヶ月弱の期間に、一面の枯れ色から鮮やかな緑色に変わった湿原にみなさん感動されていました。
毎回、屋内講義後にフィールド(湿原センター木道)に出ます
7月13日の第3回は「花のかたちを調べてみると」と題して、花の基本的な構造、湿原や身近な植物の花での具体的な例、植物の花の色や形・香りなどの果たしている役割などをお話しし、フィールドワークでは現在咲いている花で話の内容を確認しました。
ノハナショウブの花の構造とその送受粉戦略を実物で解説中
今後の予定は以下の通りです。
8月3日(日) 第4回「湿原植物の役割」
9月7日(日) 第5回「果実のいろいろ」
1月8日(日) 第6回「植物の冬越し」
2月1日(日) 第7回「ふりかえり&検定対策」
3月1日(日) 第8回「サロベツ検定自然編」
まだ、毎回5名程度は受講者に余裕があります。ご興味のある方は是非、単回での受講をお申し込みください。