雪どけ進む春の湿原(木道の様子)

  • 2019年04月07日
  • 景観

雪どけ進む春の湿原(木道の様子)

先週末に一度積もった湿原センター周辺の雪は、すぐにとけました。 木道もこの通り、スニーカーで気軽に散策出来ます。 雪の下からは、ネズミの穴が現れました。冬の間、雪と地面の隙間にトンネルを掘って行き来していたようです。 こちらはタラノキの芽。冬芽はまだ固く閉ざされています。 こちらでは湿原からキノコが生えてきていました。 木道をさらに先に歩いていきます。春の柔らかな日差しが心地よいです。 ミズゴケの赤ちゃんが顔を出していました。茶色の世界に鮮やかな黄緑色が綺麗です。 雲の隙間に、まだ真っ白な利尻山の姿が見えました。 ベンチに座って遠くを眺めると、サロベツの春の名物「蜃気楼」が見えます。 展望デッキの下の氷もついにとけました。もう少しするとエゾアカガエルが産卵に集まります。 外周と内周の木道は、ほぼ雪がとけたので散策は可能です。 ただ、ベビーカーや車いすの方は、一部に雪が残っているため、途中までのご利用となります。 雪の上にエゾユキウサギの糞がありました。 ハンノキの花もそろそろ咲きそうます。 ミズバショウも徐々に蕾が大きくなってきました(左の白い部分)。 エゾニワトコの蕾も、前より膨らんできています。 一周回って、センターに戻ってきました。木道の下からは「ピチャン」「ポチャン」と水音が聞こえてきます。 最後は大きなフキノトウが土の中からいくつも顔を出し、春の訪れを感じられます。まだ風が冷たいので、防寒対策をしっかりされて、お越しください。

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