- 2019年04月01日
- 植物
サロベツ湿原だより4月号&最近の様子
サロベツ湿原だより4月号は、春の渡り鳥特集です。
さて、今年は雪どけが早く、木道上もかなり靴で歩けるようになってきました。一見茶色に見える湿原ですが、よく見てみると北国の春の兆しを感じます。
緑鮮やかなミツバオウレンの葉を発見しました。三つ葉なのでわかりやすいですね。お花が咲くのは例年5月末~6月初旬です。
なんとサワギキョウの芽もありました。こちらは例年8月中旬~9月初旬に咲く花ですが、今から芽を出すのですね。
ヤチヤナギ(雄花)のつぼみが大きくなっています。
遠くの空から賑やかに鳴く声が聞こえ、見上げるとマガンが隊列を組んで通過していきました。
今年は雪どけが早いため、春の渡り鳥達は早々にサロベツへ渡ってきています。
遠くに蜃気楼が見えました。春の蜃気楼もサロベツ名物です。
ヤチボウズがポコポコと見えます。今の時期は草が無いのでわかりやすいですね。
ハンノキの花穂が長く垂れてきました。
ミズバショウが雪や薄氷の間から伸びてきていて、たくましさを感じます。
湿原の目覚めのこの時季、春の木道散歩も気持ちが良いです。大きな空と広い大地を感じにお越しください!