サロベツ湿原 最新開花情報 200907
北緯45度のサロベツですが、昼間は夏が戻ってきたかのような暑さがぶり返しています。といっても、28℃くらいですが…。
ただ、真冬の一番寒い時期が-20℃くらいからの28℃なので、体感の気温差48度、とても暑く感じます。
暑さが戻ってきたとはいえ、湿原はすっかり秋の様相。朝晩は冷えるので、だんだんと茶色く色付いてきています。
「ミヤマアキノキリンソウ」の黄色が湿原を彩っています。
「ウメバチソウ」は小さな星々のように咲いています。
木道の隙間に咲いていたド根性・リンドウです。
「ツルコケモモ」の赤い実。英名は「クランベリー」です。
※美味しそうですが、国立公園内は採取禁止ですのでご注意ください。
木道わきにわさわさ生えているのは「ヤチヤナギ」の葉。
よく見ると、実がたくさんついています。
林内の木道わきでわさわさしているのは「ミゾソバ」です。
別名「ウシノヒタイ」。葉っぱの形に注目です。
サロベツ湿原は「ミズゴケ」が絨毯のように広がる高層湿原です。
ミズゴケもこの後だんだんと紅葉していきます。
春から続いたお花リレーはフィナーレへと向かっています。
秋の虫の声に、湿原の奥から雁の鳴き声も混じってきました。
秋の木道は味わい深い魅力があります。