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サロベツ湿原 最新開花情報 190521

日本北端の春も進み、一面茶色に見えていた湿原が少しづつ緑色に変わってきています。今の季節はまだ草の背丈が低いため、お花も背が低く可憐な花々が主役です。今週は外周のデッキ1~2の間が見頃です。


今年はタテヤマリンドウが多く咲いているように感じます!晴れた日の午前中に思いっきり開きます。


レアな白色のタテヤマリンドウです。木道わきをよーく探してみてくださいね。


小さな小さなヒメシャクナゲも咲き始めました。高層湿原を代表する花です。


今年は何故かショウジョウバカマの葉の多くが枯れてしまい心配していましたが、ぽつぽつと姿が見られホッとしました。


可愛いミツバオウレン。よーく見ると、たくさん咲いています!


オオバタチツボスミレは、花も葉も大きい湿地に咲くスミレです。内周に多く見られます。


ヤチヤナギの葉も出てきています。木道の隙間から伸びている枝もありますので、指で強めにこすってみてください。ローズマリーようなスーっとしたいい香りがしますよ。


エゾカンゾウの葉も伸びてきています。つぼみも数株見られます!


ミズナラの雄花は小さなシャンデリアのようで綺麗です。


雪どけ後はちょこんと可愛らしかったフキノトウ時代の面影なく、日ごとにわさわさ伸びてきて立派になっているアキタブキです。


サロベツ湿原は泥炭地が良く発達した場所のため、酸性が強く栄養が乏しい厳しい環境に適応できる高山植物が平地で見られるとても貴重な場所です。夏鳥たちも主役が揃ってきました。小鳥のさえずりを聞きながら、湿原の遅い春の木道散歩をお楽しみくだい。