11月26日に札幌の北大博物館でシマアオジ札幌シンポジウムが開催されました。
当日は雪の天気でしたが、思いのほか多くの人が参加してくださり、関心の高さが伺えました。
会場は満員でした。司会・進行はEnvision環境保全事務所の長谷川理さんが行いました。
まずは、北海道総合研究機構の玉田克巳さんから北海道のシマアオジの現状と今後どうするべきかのお話がありました。
サロベツ・エコ・ネットワークの長谷部からは今年のサロベツのシマアオジの現状の報告と今後の保全対策案の話しをしました。
バードライフインターナショナルのシンバ・チャンさんからは、中国を含む国際的なシマアオジの現状と行われている保全対策や調査研究のお話がありました。
講演の後、会場からの質問に答えながら、長谷川さんをファシリテーターに3人で対談を行いました。今後、シマアオジの保全のために、どのような保全対策や調査研究ができるか、全道的なネットワークの必要性などについて話し合われました。
会の終了後、バードライフインターナショナルが作成した中国語で「シマアオジを食べないで」と書いてあるポスターを展示可能な施設の方に配布しました。
このシンポジウムの要旨集は こちら になります。
このシンポジウムをきっかけにシマアオジの保全につながる動きが進んでいけばと思います。
今回のシンポジウムに際して、ご協力いただいたEnvision環境保全事務所、北海道野鳥愛護会、日本野鳥の会札幌支部の方々にお礼申し上げます。
また、この夏にバイトのためにサロベツに滞在していたサブレンジャーの大学生達が会場の準備などを手伝ってくれて大変助かりました。ありがとうございました。