2019年10月5日にサロベツ湿原センターでシマアオジ報告会が開催されました。
今回の講師はバードライフインターナショナルのシンバ・チャン氏です。
シンバ氏はシマアオジの国際的な保全のための様々な会合や事業を企画・とりまとめを行う中心的な存在です。
私がサハリンの調査や中国鳥学会に参加できたのも、2016年に中国で開催されたシマアオジワークショップに参加できたのも、すべてシンバ氏のおかげです。
今回はシマアオジの保全のための、中国を中心とした国際的な取り組みについて発表していただきました。
次にサロベツエコネットワークの長谷部が、2019年のサロベツのシマアオジの繁殖状況と7月に行ったサハリンのシマアオジの繁殖状況について報告しました。
講演の後、環境省稚内自然保護官事務所首席自然保護官有山義昭氏の進行で今後のシマアオジの保全のための対談を行いました。
2019年にサロベツのシマアオジは大きく減ってしまいました。国内絶滅を食い止めるために、今後も中国を中心とした国際的な活動を取り組んでいきます。
長谷部