代表理事あいさつ

 

当NPO法人サロベツ・エコ・ネットワークは、サロベツの自然と地域を愛する人々が集まり、サロベツの豊かで美しい自然環境を次世代に受け継ぐことを目標に、平成16年4月に結成された団体です。

以来、多様な自然環境を有する利尻礼文サロベツ国立公園のサロベツ地域の保全と、自然と共生する豊かな地域づくりを目指して、地域内外約200名の会員の皆様を中心に、年間30事業以上を行い、延べ1,700名以上の方々にご協力いただき活動しております。

主な活動内容としては、国立公園内の環境美化や自然環境調査及び環境教育活動等を継続すると共に、地域参加型の事業として、海岸線や河川の清掃活動のほか、住民並びに主旨に賛同して下さる方々と協働で現地産ミズナラの植樹を行い、稚咲内海岸砂丘林の再生を図る事業を展開しております。

また、環境教育活動として、次世代を担う地域の子どもたちへの自然体験プログラムの充実、教育機関の研修受け入れやネイチャーガイドの実施、令和3年度より公設塾との連携及び講師派遣やインターンシップ受け入れといった人材育成も積極的に実施しております。

そして、環境保全活動としては、特定外来生物の巡視除去、絶滅の危機にあるシマアオジや、チュウヒなどの希少鳥類の分布調査、オオヒシクイやマガンなどの渡り鳥の飛来調査を行っています。

今後も国立公園の入口にあるサロベツ湿原センターを拠点に、地域に根差した各種活動を継続していくと共に、サロベツを大切に想って下さる全国のファンの皆様に情報を発信し、自然豊かなサロベツを目指して、活動の輪をさらに広げて行ける様、役職員一同が一つになり協力して参りますので、皆様の活動へのご理解・ご支援を宜しくお願い致します。

NPO法人 サロベツ・エコ・ネットワーク
代表理事 千葉 久