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250512 サロベツに春一番?

今日は久々に安定した晴れ予報でしたが、風速7m/時。
サロベツ湿原ではままある強風の日となりましたが、心配していた春の花が顔を出していました。

第1デッキより外周へ向かう道でタテヤマリンドウが開花していました。
今年こそは蕾の状態で見つけようと思っていましたが、気づいたら開花していました。
昨年末より行われた木道の改修工事により展望デッキ側および内周付近は生育地のかく乱がありそうですが、そのほかの場所では開花が期待できそうです。

こちらも気付いたら咲いていることの多いショウジョウバカマですが、本日時点では蕾でした。木道の外周で4つほど見えていましたので、探してみてください。
色の差が大きい花ですが、わたしは朱色のような濃く明るい色の個体が好きなので今年も探してみます。

茶色い地面に目立つピンク色を見つけました。
ヒメシャクナゲのつぼみです。数が少なく、花もすぐに終わってしまうので開花を見逃さないようにしようと思います。

3月から白い蕾を付けた状態で残っていたツルシキミがようやく開花していました。
雪に埋もれ、霜に当たり蕾も赤くなっていましたが、4枚花弁の真っ白な花を咲かせています。

巡視中温かくも強い風にあおられながら、春の花がたくさん顔を出していたので、春一番みたいだなぁと感じました。

現在サロベツ湿原ではミズバショウ、エゾノリュウキンカ、ヒメイチゲが見頃を迎えています。

天候が不安定な日が多いですが、ぜひ晴れの日に見に来てください。

望月