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4月9日 巡視 -カラ類の混群-

今日は分厚い雲で利尻富士は見れませんでしたが、風が無く過ごしやすい気候の中で巡視を行いました。

 

木道には、昨日はなかったキタキツネの足跡がありました。

夜行性のため巡視中に姿を見ることは叶いませんでしたが、夜に道路脇で野生のキタキツネに遭遇しました。

また、エゾリスの足跡を初めて見ることができました。

前足が小さく、小さい子の手のひらみたいでとても可愛らしかったです。

林内では、シジュウカラ、ヒガラ、ハシブトガラの混群に遭遇しました。

姿を見ることはできませんでしたが、ゴジュウカラの鳴き声も近くから聞こえました。

分かりにくいですが、中央下部の枝にとまっているのがハシブトガラです。

コガラと似ていますが、全長と嘴の長さ、鳴き声で見分けることが出来ます。国内だと北海道にしか生息していません。

 

また、今回初めてシジュウカラを木道で観測しました。

ヒナの鳴きまねをして雄に餌を持ってこさせる求愛行動をしていました。今頃、雄鳥は美味しいご飯を探して奔走しているのでしょうか。

 

木道の雪はかなり解けており、長靴があれば問題なく歩けるようになりました。

明日は最高気温が13度と散策にはもってこいの日です。

木道は24時間開放しているため、お時間があるときにぜひお越しください。

インターン:平岩