木道上の虫
今日もサロベツ湿原センターの木道巡視を行いました。
しっかりと曇ったので、少し風が涼しい日でした。花の季節はもう終わりが近いです。
今回は木道の上で見られた虫を紹介します。
今日は利尻が全く見えませんでした。残念です。
ネギオオアラメハムシです。ネギやニンニクの害虫として知られています。サロベツではタチギボウシを食べているようです。
ハネナガフキバッタです。フキやオオイタドリを食べます。
オオクチブトカメムシです。毛虫やその他の小さい昆虫を食べます。
ノシメトンボです。翅の先端の褐色斑が目立ちます。
キクヅキコモリグモです。コモリグモの仲間は卵のうを持ち運び、ふ化した幼体は親の背中に乗ります。本州では水田の害虫であるツマグロヨコバイの捕食者として知られています。
“キクヅキ”は漢字で菊月、旧暦の9月を表していて、他にも稲刈月という表現があり、稲刈りの季節にたくさん見られるコモリグモ、という名付けだと考えられているそうです。
日本の農業と結びついた、風流な名前ですね。
大学生サブレンジャー 外岡