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2024/08/23 強風のサロベツ

8月23日(金)今日は木道の巡視を行いました。

今日のサロベツ湿原は雨が降ったり強い風が吹いたりと悪天候でしたが、それでもたくさんの動植物を見ることができました。

ノビタキがいました。

北海道の夏の草原を代表する鳥の一種です。強い風の中でもたくましく飛び回っていました。ノビタキは秋になると、越冬地である中国南部やインドシナ半島などへ向かいます。この鳥の姿が見られるのもあと少しかもしれませんね。

ホオアカもいました。

これもまた草原にいるスズメほどの大きさの鳥です。今日は風がとても強かったためノビタキもホオアカもあまり細い植物にはとまらず、比較的強くほかの植物ほど風で揺られないコバイケイソウに止まっている姿が多く見られました。風を遮るもののないサロベツ湿原で暮らすのは鳥たちにとっても大変なのかもしれません。

オカモノアラガイがいました。

水の中に住む巻貝の仲間の「モノアラガイ」に貝殻の形が似ていることから「オカモノアラガイ」と名付けられたようです。今日のように天気の悪い日には、木道の上に出てきている姿を見られることが多いのでぜひ足元にも視線を向けてみてください。

ウメバチソウが咲いていました。

白く可愛らしい花を咲かせる植物です。花が家紋の「梅鉢」に似ていることからこの名がつけられたようです。木道沿いにもたくさん生えてるのでぜひ探してみたください。

ミヤマアキノキリンソウが咲いていました。

サロベツ湿原センターの木道沿いで見られる花としてシーズンの最後に咲くこの植物ですが、ここ数日でたくさん咲き始めています。木道を歩く際はこの花も探してみてください。

 

雨や風など天候の悪い日もありますが、その時々に沢山の表情を見せてくれるサロベツ湿原にぜひお越しください!

 

大学生サブレンジャー 神野