木道の様子(6月9日)
今年は5月の末に霜が降りるくらい寒い日があり、サロベツ湿原の草花もその影響を受けています。
毎年6月には見られるエゾカンゾウも木道から見えるものはまだまだ蕾で、海岸線の方が見頃に近づいています。
今年は華やかさが少ないからこそ探してほしい一見地味なお花をいくつか紹介したいと思います。
サギスゲ 果穂(ふわふわ)が出ると三又のワタスゲのような見た目になります。もちろん花も三又です。
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ホロムイソウ 木道脇では特に水たまりになったようなところで見られます。特徴的な緑のこん棒のような実とは対照的に色、サイズともに地味な印象を受けます。
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ギョウジャニンニク ネギの仲間らしいネギ坊主が見られます。ほんのり黄みがかっていたり、紅色が入っていたり、よく見るときれいな花です。
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たまには地味な花を探してみてください。
ちなみに今年の派手な花の見頃トップバッターはカキツバタのようで、薄曇りの中でもきれいな色で目立っていました。
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望月