初夏の陽差しと花と虫たち
最近寒い日が続いていたサロベツ地域ですが、昨日今日で急に気温が上がり、一気に初夏の装いになりました。
エゾカンゾウとコバイケイソウが続々と開花しています。原生花園の名に相応しい光景です。
しかし、場所によってはまだポツポツ咲きです。全体にエゾカンゾウの絨毯となるのを期待しています。
エゾカンゾウのオレンジ色が眩しいです。
コバイケイソウも続々と開花してます。今年は花をつける株の数が多く、見応えバッチリです。
カキツバタが開花し始めています。大きい花ですが、渋いカラーリングがカッコいいです。
カラフトイソツツジも見ごろです。白い花の塊がポコポコと飛び出してポップコーンのようで可愛いです。
ツルコケモモが開花しました。ミニチュア模型のカタクリの花のようです。
ヤナギトラノオが開花しました。トラの尻尾に見えますか…?(私には見えませんでした。)
アギスミレが開花しました。よく見ないと気づけない小さなスミレです。
オオアマドコロも絶賛ぶら下がり中です。ネギのようなカラーリングが面白いです。
タテヤマリンドウにハナアブの仲間が訪れていました。
オオヤマフスマの小さな花にも小さな訪問者が。
エゾカンゾウに負けずと鮮やかな体色のアカコメツキの一種が潜り込んでいました。
モウセンゴケがガガンボの一種を捕まえていました。トリモチのような粘りけのある液体で虫を捕まえます。
エゾカンゾウのピークが近づき、夏に向けて盛り上がりを見せるサロベツ湿原です。
小松