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サロベツ湿原最新開花情報+木道のようす210730

サロベツは例年にない暑さと晴れの日が続いています。(といっても32℃くらいですが)。高温のせいか、道路わきでは白樺などの葉が黄色くなっていたり、ナナカマドの葉が赤く色づいているのが見られています。まるで真夏と秋が同時に来ているような、不思議な感覚です。
さて、サロベツ湿原木道わきの最新開花情報です!


入口ではノリウツギのお出迎え。白い花が夏空に映えています。


ドイツ語では「Rispen(円錐状の)-Hortensia(紫陽花)」というそうです。


サロベツ湿原の夏の花の代表格、タチギボウシです。


今年は湿原の奥の方まで株がたくさん見られますが、少雨のせいか花は少し乾燥気味が多いです。


クサレダマは内周で多く見られます。


木道の隙間からこんにちは。エゾナミキソウは高層湿原に咲く絶滅危惧種です。


サワギキョウの成分は昔麻酔として使われていたそうですが、毒性が強く現在は使用されていないとのことです。


めんこいホソバアカバナ。


炸裂する夏のエネルギーと、それとは対照的にひっそり楚々と咲く湿原の花々です。


(早野)