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サロベツ湿原最新開花情報+木道のようす210723

今年のサロベツの夏の天気は、晴れマークと高温が続き、湿原もすこし乾燥気味です。高温といっても30度前後くらいですので本州の方々にすると快適かもしれませんが、例年低温でジリ(海霧)が多いサロベツなので、いつもと違う夏になっています。


木道の入口ではノリウツギが綺麗に咲いています。


北海道では「サビタ」の名前で馴染みがあります。


見渡す限り広がる湿原に、風が吹きわたっています。


タチギボウシは数年ぶりにたくさんの株が見られていますが、少雨のせいか花はすこし乾燥気味が多いです。


花は青紫色で清涼感があり人気のある花です。光に透けるとさらに美しさが際立ちます。


サロベツは夏~秋にかけて紫色の花が多く見られます。サワギキョウも咲きはじめました。


エゾナミキソウは絶滅危惧種の貴重な花です。ナミ(波)が押し寄せてくるようすに似ています。


ナガボノシロワレモコウも咲きはじめました。湿原で風に揺れる姿は、サロベツの夏の風物詩です。


内周ではこのあとクサレダマが見頃となります。


夏の陽射しは生命の輝きをよりビビッドに浮かび上がらせています。


(早野)
【7/12(月)~】サロベツ湿原センターは通常開館いたします!

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