春雨降る木道のようす
しとしとと春雨の降る中、木道へ。林内ではミズバショウが咲いていました!
雪どけ水に、まばゆい純白と鮮やかな緑の風景を待ちわびていました。
「エゾノリュウキンカ(別名:ヤチブキ)」の蕾も見られましたよ。
奥にはギザギザのアザミの葉。7月に咲きます。
「アキタブキ」は日に日に大きくなって、まわりにはすでに葉が出ていました。
「ギョウジャニンニク」の葉も出てきました。※国立公園内は採取禁止です。
「ヤチツツジ」の葉は、まだ茶色くパッタリと閉じたまま。
(開花:例年4月末頃~5月中旬頃)※気象状況により前後する場合もあります。
絶滅危惧IB類(EN)ですが、こちらの木道わきでは湿原の奥の方までたくさん見られます。
「ツルコケモモ」の葉もまだ赤紫色。湿原の植物は、雨が降ると嬉しそうです。
(開花:例年6月中旬~下旬頃)
「ヤチヤナギ」の雄花が開花しました。気の早い男子を横目に、雌花はのんびりとしてるのか、まだまだ咲くようすもありません。
「エゾカンゾウ」の芽が密集しているところがありました。
(開花:例年6月上旬頃咲き始め、6月中旬~下旬頃見頃)
「ワタスゲ」も密集しています。
青々としたコケもでてきました。
第2デッキの泥炭採掘跡池も雪がとけました。木道上の残っていた雪も全てとけ、全面通行可能となりました。
大きな湿原に、小さな芽吹き。ひと雨ごとに春が広がるサロベツです。
(早野)