木道のようす ~大きな湿原と、小さな芽吹きの世界
先週、なごり雪が降ったサロベツですが、今朝の気温は8℃。湿原の雪もほとんどがとけました。
「ワタスゲ」が開花しました!ついに春が来たと嬉しくなります。
6月のエゾカンゾウの花と共に見られる白いふわふわの穂が花だと思われている方も多いようですが、今時期に咲くこちらが花です。
「ガンコウラン」は、例年4月下旬頃~開花します。花は双眼鏡などで確認しないとなかなかわかりずらいくらい小さいので、お見逃しなく。
第2デッキの泥炭採掘跡池は、雪がまだ残っています。
湿原の奥にエゾシカが2頭いました。まだ冬毛で濃い色をしています。さらに奥には蜃気楼が出ていますね。
木道の内周の一部はまだ雪がとけていないため、散策の際はご注意ください。
「ミズバショウ」の白い仏炎苞が見えてきました!
陽だまりとなっている林内では、来週くらいに見頃となるかもしれません。
「エゾニワトコ」の葉も出てきました。
フキノトウ。「アキタブキ」です。
大きな湿原に、小さな芽吹きの世界。一見何もなさそうに見えるかもしれませんが、よく見ると、そこかしこにむくむくと広がる生命力を感じる木道です。
(早野)
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