ヒメリスアカネ老熟個体とタイリクアカネ?
9月19日、豊富町の林の中で、日光浴をするトンボの集団の中に
ヒメリスアカネの♂がいました。
「~アカネ」は似たものが多く、識別は近くで見なければ分からない事が多いのですが、
本種は羽の先端に、わずかに茶色い模様が出ることが特徴の一つです。
そんなに個体数が多い種ではないので、希少種の扱いになっています。
ここでは、あまりトンボを気にして見ていなかったのですが、
実はひっそりといたのだと思われます。
よく見るとこの個体は羽がもうボロボロでした。
胸もだいぶ色づいていますので、すっかり成長した老熟個体のようです。
付近にはお馴染みのアキアカネやマユタテアカネもいました。
蛾を捕まえて食事中です。
こちらはアキアカネの雌。腹の上部が赤くなるタイプです。
他のトンボに気をとられていると、何やら翅の脈(翅脈)まで赤く染まった個体が
やって来ました。
すぐに逃げてしまいましたので、きちんと観察できませんでしたが
恐らくタイリクアカネではないでしょうか。
この時は強風がが吹いていましたので、どこからか飛ばされてきたのかもしれません。
川﨑