冠水草地に取り残された者たち・エゾトミヨほか
8月7,8日の大雨の影響で、豊富町では複数の河川が増水し一部冠水してしまった
牧草地もありました。
8月14日にもいまだ冠水した牧草地が残っていたので、
ひょっとしたら川から流れついた者がいるのではないかと思い、
K氏と一緒に草地をガサガサしてみました。
こちらはエゾトミヨです。
サロベツ地区の河川などでは比較的お馴染みですが、北海道のみに生息する種です。
こちらはエゾトミヨとそっくりですが、背のとげが8本程度とエゾトミヨと比べて少なく、
よりスマートに見えるので、トミヨの淡水型と思われます。
エゾホトケの稚魚もいました。
捕まったのは魚だけではありません。
ゲンゴロウの仲間のキべリクロヒゲゲンゴロウもいました。
水路にはスジエビもいました。
こちらはヨコエビの仲間です。
やはり、多くの生き物たちが流れ着いていました。
この多くは水が引くと共に、川に戻ったとは思いますが、
中にはこのまま取り残され、他の動物たちの食物になってしまった者もいる事でしょう。
川﨑