サロベツ湿原 最新開花情報 200706
サロベツはエゾカンゾウがそろそろ見納め時期となり、初夏のお花に移り変わってきています。
エゾカンゾウの開花前線は木道から遠ざかり、今は湿原の奥の方で咲いています。
奥の方が黄色くなっているの、わかりますか?
湿原の真ん中を通る道路を、牧草ロールを積んだトラックが走っていく風景はサロベツならではの眺めです。
ヤマドリゼンマイの黄緑色を背景に、鮮やかな黄色が映えます。
蕾はまだ若干残っていますが、もうそろそろ見納めです。今年も綺麗でした。
エゾシカがエゾカンゾウの花を食べた跡がかなり見られます。相当数食べられているようです。
木道わきではアヤメ科のノハナショウブが見頃です。
もう一つのアヤメ科のお花、カキツバタはもう実になっていました。
貴重な野生ラン・トキソウは、数少ないですが見られます。
キツリフネが咲きはじめました。
夏の人気の花・タチギボウシもそろそろ咲きそうです。蕾はチンアナゴのように見えます。
すっかり初夏の装いとなったサロベツです。青い空と緑の湿原をお楽しみし下さい。