【報告】 初夏のサロベツ湿原ツアーを開催しました!
6月27日(土)が雨天のため、翌日の28日(日)に延期して「自然ガイドと歩く初夏のサロベツ湿原ツアー」を開催しました。参加者は、1日順延になった影響で少し減って12名でした。
まず、豊富温泉「湯の杜ぽっけ」前に集合した参加者には、受付時に手指のアルコール消毒にご協力いただきました。またマスクの着用や、バスの座席は1人掛けでご利用いただくなど、コロナウイルス対策を行っての実施です。
湿原センターに向かう途中、「エゾニュウ」「エゾノシシウド」など、道路わきに咲いているお花を少しご紹介させていただきました。
湿原センター到着後は、サロベツの四季を紹介する映像をご覧頂きました。
木道を歩く前にいくつか注意事項を確認して、いざ1時間のガイドツアーに出発です。
幸いお天気は回復して、薄曇りで風も穏やか。ちょうど過ごしやすい気温でした。
浚渫船や泥炭採掘の歴史、湿原の成り立ち、咲いているお花などを紹介しながら進みます。
早速、カキツバタがたくさん咲いていました。上品な青紫の花が湿原を彩ります。
また、見るだけではなく、触ったり、匂いを嗅いでみたり五感で感じながら歩きます。
木道を進むにつれ、今が見頃のエゾカンゾウの花が増えて行きます。
展望デッキに着くと、地平線まで続く大湿原が一望できました!
遠くの方まで、エゾカンゾウが湿原全体を黄色く染め上げています。
デッキの近くではコバイケイソウがフワフワの花を揺らしていました。
エゾカンゾウに包まれて、まるでお花畑の中を歩いているようです。
おや、展望デッキの下に何かいました。
エゾアカガエルのオタマジャクシです。まだ足は生えていませんが、ずいぶん大きくなっています。
カキツバタにまざって、ノハナショウブも咲き始めました。良く似ていますが、違いが分かりますか?
そして、最後は林の中へ。新しくなった木道からトドマツの良い香りがします。
林の中では、ミミコウモリやミズバショウの葉、エゾニワトコを見ました。
ガイド後は、約30分間の自由時間を設けたので、レストハウスにてソフトクリームやあげいも、いももちを召し上がったり、まだ歩き足りない方は再び木道に行かれたり、それぞれの時間を過ごされてから、温泉に戻りました。
ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました!ゆっくり湿原をお楽しみいただけましたでしょうか?次回は7月にホタル観察ツアーを予定しています。ぜひまたご参加ください!!