【お知らせ】サロベツ湿原センターでレンタサイクル開始!
サロベツ湿原センターでは、今シーズンより「レンタサイクル」の貸出サービスが始まりました(豊富町観光協会さんの事業で、湿原センターに常駐するNPO法人サロベツ・エコ・ネットワークのスタッフが貸出手続きを代行しています)。
湿原センターでは「電動アシスト付き自転車」のみの貸出となっておりますので、3時間1,000円~のプランが最低料金となっております。
また、貸出台数も2台です。ご予約は受け付けておりませんので、先着順となります。もしお越しになられた際に、自転車が貸し出し中だった場合は、何卒ご容赦下さい。
3時間あれば、湿原センターから出発し、あちこち周遊して豊富駅(観光情報センター)での乗り捨ても可能です。でも、なんといってもここから海までサイクリングするのが一番のおススメです。せっかくなの3時間のモデルコースをご紹介します。
早速、海までのプチ旅行に出かけてみましょう!センターを出て間もなく、林を抜けて湿原へ出ます。
この「真っすぐな道!」。広い広い空とどこまでも続く湿原に圧倒されます!!
そして、利尻山の姿も目に飛び込んできます。
美しい青空と流れる雲が最高ですね。風が強いサロベツも電動アシスト自転車ならスーイ・スイ、楽々です!
昔のビジターセンター跡地(旧サロベツ原生花園)には、今もバス停がポツンと立っています。
道路わきでヒオウギアヤメが風に揺れて咲いていました。
湿原を横断する3kmの直線道路の終わりに、「サロベツ川」に架かる橋を渡ります。湿原を取り巻くように流れるサロベツ川は、水面に空を映して悠々と流れています。
サロベツ川を過ぎると牧草地が広がり、ちょうど牧草の収穫作業を行っていました。
カーブの先に、黒々とした森が見えてきました。稚咲内砂丘林です。ウグイスのさえずりが聞こえてきます。
砂丘の上に4千年以上の年月をかけて森ができてきた貴重な場所で、国立公園の特別保護地区です。エゾハルゼミやコマドリも鳴いています。
森を抜け、小さな集落を過ぎると突然、視界が開けます。
ゆるい下り坂を風を受けながら気持ちよく下っていきます。
海岸草原では、ついに巨大なエゾニュウの花が爆発し始めました。
オレンジ色のエゾスカシユリも綺麗です。ヒバリの声も聞こえてきます。
稚咲内漁港に着くと、網が広げてありました。秋サケ漁で使用する定置網です。
漁船には、タコ漁やホッキ貝漁で使う漁具が積まれていました。
道路沿いに駐車場と公衆トイレがあるので、ちょっと休憩します。
例年、夏の間はレストランもオープンしているのですが、今年は閉鎖されたままです。
ここまで来て30分~1時間。潮の香りがして、波の音も聞こえてきます。さあ砂浜へ行ってみましょう!
ハマニガナが咲いていました。
ハマエンドウも。その他にも数種類のお花を楽しむことができます。
どうやら先客がいるようです。これはエゾシカの足跡。彼らは時々海まで塩分補給に来ています。
どどーん!と日本海!!そして利尻島が海の上にそびえ立っています。
天気が良かったので、礼文島も見えていました。
海辺を歩けば、色々な宝物が見つかります。まずは穴あき貝。
アートな形の流木。
そしてガラス玉。
海岸線の道路も景色が良いので少し走ってみて下さい。
ハマナスが甘い香りを漂わせています。
海でたっぷり1時間遊んだら、そろそろセンターに戻りましょう。
再び真っすぐな湿原の道を走って、30分~1時間くらいです。
走って、見て、感じて、大満足!サロベツのレンタサイクルは超オススメです。ぜひご利用下さい!!