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サロベツ湿原の様子200531(エゾカンゾウはまだまだこれから)

このところ、コロナも吹き飛ぶ!?ほどの強い風が吹いているサロベツ。

ここ数日は気温が上がり、タラノキの芽も出てきました。※美味しそうですが、国立公園なので、取って食べないで下さいね。

青空に向かって、ワタスゲの穂がぐんぐん伸びていきます。

水辺ではミツガシワが咲き始めました。

良く見ると星形の花にはレースのような糸が見え、とても美しいです。

足元ではヒメシャクナゲのピンク色の花。とても小さいので探すのが大変です。

こちらは形が似ているヤチツツジ。そろそろ終わりの季節です。

青々と湿原の水を湛えた採掘跡。

木道の先に利尻山がくっきりと見えています。

湿原の中ではミツバオウレンが一気に増えてきました。

こちらは今のおすすめ、タテヤマリンドウです。湿原に散りばめられたお星さまのようです。

タテヤマリンドウの白っぽい花もありましたよ。

こちらも今のおすすめの花、ショウジョウバカマです。

ときどき白花もあるので、ぜひ探してみて下さい。

フカフカの毛に覆われて温かそうなヤマドリゼンマイ。

ミズゴケの中にはモウセンゴケの赤ちゃん。

カラフトイソツツジも蕾が膨らんできています。

カラマツソウもあと少しで咲きそうです。

コバイケイソウの葉も大きくなってきました。昨年は大豊作でしたが、今年はどうでしょうか?

ホロムイイチゴの花を発見!コバイケイソウの陰でひっそりと咲いていました。

一面、茶色だった湿原は、徐々に緑の大地へと変わってきました。

林の中でも変化がありました。

いよいよオオアマドコロが咲き始めました。

オオバタチツボスミレがちょうど見頃です。

オオバナノエンレイソウはあと少し!頑張って咲いています。

ミズバショウはもうおしまいの時期。

エゾノリュウキンカも次々と花が散っていき…

王冠のような実ができていました。

そして、多くの方が気になるエゾカンゾウは?というと、まだ蕾の途中です。最初に1つ目の花が咲いた後、気温が低い日が続いたので足踏み状態です。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだ遠出を控えられている状態かと思います。お越しになれない方々のために、これからも、さわやかな湿原の様子をお届けできればと思います。