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大珍鳥・アオガン飛来!!

今朝北海道新聞(5/4)でも掲載されていましたが、
4月21日、豊富町の牧草地で採餌中のマガンの群れの中に、
なんと、国内ではほとんど観察例がないアオガンが1羽混ざっていました。

前日に隣町に観察されたことを、T氏から教えていただいていましたので、
もしかすると会えるかな~。と思っていたのですが、まさか本当に見られるとは驚きました。

本種は、主にカスピ海沿岸などで越冬する種類なので、
日本では、これまでほとんど記録が無かったのですが、 昨年の秋~今冬にかけて、
宮城県で国内初、または2例目が記録されているそうです。
そして、恐らくその個体がマガンの北上と共に道北にも立ち寄ったのものと思います。

マガンの群れにいても、赤い胸と独特の顔の模様が特徴的なので、近くにいれば他のガンと間違えることはありません。

この時は最初寝ていたのですが、しばらくすると立ち上がり
マガンと共に採餌していました。

寝ていると、上手く草が同化し探すのは難しい印象でした。

結局、この個体はその後姿が分からなくなってしましました。

確認以来、2週間近くが経過しましたので、もうすでに繁殖地へ向けて
旅立ったものだと思いますが、
無事に繁殖地まで帰ってくれた事を願います。

川﨑