木道のようす&小さな春探し200412
4月12日(日)晴れた朝。サロベツの春をそこここに感じる木道のようす、どうぞご覧ください。
木道上空を北に向かってハクチョウが通過しました。太陽の陽射しを受け、キラキラ輝いて見えます。
第1デッキわきの水辺に、カキツバタのスッとした芽が伸びてきています。
よく見るとエゾサンショウウオの卵もあります。
ワタスゲの花が早くも開花です!筆のような形で、グレー色から黄緑色になると開花です。地味ですね、という声が聞こえてきそうです。
カラフトイソツツジの芽が大きくなってきました。葉と茎を指で擦ると独特の香りがします。「柑橘系の香り」「コーラのにおい」「石油臭」など、人によって感じ方が違いおもしろいです。
春のサロベツらしい澄みきった青空が広がっていて、とても気持ちがよいです。
残雪の利尻山に沿岸バスが映えていました。
ヤチヤナギの雄花も早くも開花です。こちらも地味ですが、立派に開花です。
木道内周の暖かい場所ではエゾカンゾウの芽が顔を出していました。今シーズンは雪がかなり少なかったため開花状況が心配されますが…、去年のような一面のエゾカンゾウ畑になってくれるのかどうか、あとは祈るばかりです。
こちらはギョウジャニンニクの芽です(※国立公園内は採取禁止ですのでご注意くださいね)。
ミズバショウの水辺に薄氷が張っていました。
林内のミズバショウが綺麗に咲いています。手前はエゾノリュウキンカ(ヤチブキ)の葉です。
ザゼンンソウも顔を出しました。恥ずかしがりやなのか、後ろ姿です。
こちらはバイケイソウの芽です。
融雪により、木道に数センチ段差ができている場所が3ヵ所ほどあります。カラーコーンを設置しておりますので、散策の際には足元にお気をつけください。
陽射しに力強さが出てきたサロベツですが、まだまだ肌寒いです。あたたかい恰好をしてお越しくださいね。
早野