活動報告

活動報告 > 2019年 > No.35

ウエブカメラによるリモート・リアルタイム植物生態観察


【概要】
日  時:令和元年10月29日~11月30日
場  所:サロベツ湿原および北海道水文気候研究所
参加人数:2名

【活動内容】
研究(ゼンテイカの生長に及ぼす凍霜害の影響解明)のため北海道水文気候研究所が環境省の許可(環北稚自許第1810051号)を得て湿原内に設置したCMOSカメラ機能検討のため、10月29日にカメラシステムを取り外し、北海道水文気候研究所において、航空写真解析の専門会社である(株)フォテク社の協力を得ながら画像を検討した。その結果、画像の歪曲収差は大きいが中央部分であれば立体視は可能との結論を得た。ただし、2台のカメラの撮影タイミングが数秒ずれていることから、植物群落のように多少動いている物体を立体視することが可能か否か、現地で確認することとして、カメラを湿原に戻し、画像撮影と伝送を再開した。なお、画像はhttp://www.sesame-system.com/camera/login.phpに載っており、IDとPWのsarobetsuを入力すれば閲覧可能である。

≪湿原に再設置したCMOSウェブカメラ≫

≪湿原植物群落立体視用ウェブ写真≫

【活動を終えて一言】
現場写真をFBに載せたら27年前にサロベツに案内をした英国ノッティンガム大学のJ.Rieley教授から下記のコメントがありました。
Sarabetsu is one of my favorite peatlands. Thank you Takahashi San for taking me there.