活動報告
活動報告 > 2016年 > No.19
サロベツ湿原への外来雑草の侵入状況の調査
活動内容
2016年6月~10月、環境省の許可をいただいて、落合・新旧ビジターセンターの木道周辺等で外来雑草の侵入調査を行いました。今回の調査では、牧草地で問題となっているイネ科の外来雑草、レッドトップ・ハルガヤなどに着目して調査を行いました。その結果、ハルガヤの侵入が数多くの地点で確認されました。ハルガヤは、牧草地のみならず、湿原内にも分布を拡大していると考えられました。
活動を終えて一言
サロベツ湿原には、ヨシやヌマガヤをはじめ、イネ科の植物が数多く生育しています。同じイネ科の外来雑草は、出穂期以外はあまり目立たず、見つけるのに苦労しました。こうした雑草は、人間が気づかぬうちに、こっそりと湿原内で分布を拡大している可能性があります。困った外来雑草を牧草地と湿原の両方からなくすことを目指して、研究をすすめていきたいと思います。