活動報告

サロベツ環境学習ツアー

お名前・団体名:主催：稚内自然保護官事務所
協力：NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク
日時・場所:2012年9月30日（日）9時～12時半　落合沼
2012年10月20日（土）9時半～14時　泥炭採掘跡地・山本農場
2012年11月4日（日）10時半～12時半　原生花園園地跡地

上サロベツ自然再生事業を地域の方々や広く一般の方々に知っていただくため、サロベツ環境学習ツアーを開催しました。

環境学習ツアーでは、普段は立ち入ることのできない調査用の木道を通り「落合沼」「泥炭採掘跡地」「原生花園園地跡地」での自然再生事業の取り組み内容やその成果などを紹介しました。

また、農業と湿原の共生を目指しながら酪農を営む山本農場も見学させていただきました。
　

自然再生の取り組みについての事前学習

普段は立ち入れない調査用木道を通る

落合沼の再生を現地で見学

泥炭採掘跡地で植生の復元状況を見学

山本農場で湿原と農業の共生について話を聞く

原生花園園地跡地の木道の撤去跡を見学

参加人数　落合沼　　　　　　　　　　15名
　　　　　泥炭採掘跡地・山本農場　　11名
　　　　　原生花園園地跡地　　　　　14名
合計のべ 40名

ツアー後のアンケートの結果、自然再生事業について関心が高まったと感じた方が95%、今後自然再生事業に関する活動に参加したいと感じた方が97.5%と高く、自然再生事業を知り、今後の活動につながる機会をつくることができました。

アンケート：自然再生事業への関心

アンケート：今後の活動への参加

調査用の木道は狭く、また、現地に大人数で立ち入ると湿原を傷めてしまうおそれもあるので、通常は立入を禁止している場所です。今後も自由な立ち入りはできませんが、ガイドの説明と引率のもと、少人数で中身の濃いツアーを行えたらと思っています。

地域の方に湿原が再生されていく様子を見守っていただけるよう定期的にこのような機会をつくれたらと思っています。