活動報告
活動報告 > 2011年 > No.14
サロベツサブレンジャー
活動内容
北大植物同好会では以前より、毎年夏休みを利用してサロベツでサブレンジャー活動を行っています。今までは観光客向けの自然解説やビジターセンターでの展示物作成・清掃などを中心に活動してきましたが、今年からはビジターセンターの移転ということもあり、外来種駆除や木道維持活動などの機会が増え、今までとはまた違ったサブレンジャーの活動となりました。特にオオハンゴンソウやメマツヨイグサなどの外来種駆除活動、調査地の整備などは、サロベツで起きている環境問題を直に見ることができ、また実際に環境保全活動の最前線を体験することができためとても良い経験になりました。
ビジターセンターの移転と共に木道も移動したため、見られる植物も以前とは異なったものになったため、木道周辺の植物観察は去年までより力を入れて行いました。
また、花火大会などの地元の行事にも参加し、サロベツの良さを違った側面からも知ることができました。サブレンジャーを共に活動した豊臣高校の高校生との交流も貴重な経験となりました。
活動の成果や課題
外来種駆除活動や木道整備活動を通して、環境問題や環境保全の実際を体験することができました。これは、これから環境問題を考える際にもとても重要な経験になると思います。また、これらの活動を通してサロベツの環境保全に微量ながら貢献できたことをうれしく思います。
木道の自然解説活動では、サロベツ湿原の魅力を観光客に伝えることができ、またサロベツ湿原を訪れる様々な人と会話をすることはとても良い経験になりました。
今年は、ビジターセンター外の活動や、展示物作成などの時間が多く、観光客への自然解説の時間が十分に取れませんでした。また、木道が移動したことで周囲の環境も変化し、十分な解説ができなかったように思います。来年度以降は今年の経験を活かすとともにまたしっかりと勉強し、サブレンジャーとしての期待に添えるような活動を行っていきたいと思います。