活動報告

活動報告 > 2012年 > No.13

秋の渡り鳥観察会

活動内容

サロベツ原野は、越冬のためにサハリン・カムチャッカ半島から本州まで南下するオオヒシクイやマガンの渡りの中継地として、ラムサール条約湿地に登録されています。

当日は、動物写真家の富士元寿彦さんに解説をいただきながら、牧草地に飛来した六千羽を超えるオオヒシクイやマガンを車内や農道から観察しました。また、普段は幌延ビジターセンターに設置している実物大のオオヒシクイのぬいぐるみで重さの体験なども行いました。

オオヒシクイの群れを観察する様子

オオヒシクイの群れを観察する様子

オオヒシクイの重さ体験

オオヒシクイの重さ体験

採餌中のオオヒシクイの群れ

採餌中のオオヒシクイの群れ

ふりかえり学習の様子

ふりかえり学習の様子

活動の成果

参加人数 22名
(一般:12名、野鳥の会:6名、パークボランティア:2名、環境省:2名)
スタッフである野鳥の会の会員やパークボランティア、環境省職員が解説、観察の補助を行い、参加者に渡り鳥の飛来状況や生態を知ってもらうことができたと思います。特に子供の参加者たちは、大量のオオヒシクイやマガンが牧草地一面で採餌、休息をしている光景やオオヒシクイの重さ体験に関心を持っていました。

活動の課題

車で農道を移動しながら観察を行うため、農作業の邪魔にならないよう乗りあわせにより車の台数を抑えることなど、地域の人達に配慮して開催する必要があります。

活動を終えて一言

今後も、より多くの人達が渡り鳥に対して親しみをもてる観察会にしていきたいと思います。